蜂の子は古くから国内の各地で食されてきました。
長野や岐阜、愛知など日本の様々な山間部では、蜂の子を普段手に入れにくい貴重なタンパク源としていたからです。
蜂の幼虫が成虫になるために必要な成分は、私たちの体に摂り入れてももちろん驚異的な健康促進効果を発揮します。
蜂の子は栄養価が非常に高く、たんぱく質・脂肪・炭水化物を多く含んでいるため、少量でも多くの栄養素が摂れます。
また、ビタミン・ミネラルや必須アミノ酸なども含まれており、アンチエイジングや老化防止に摂取している人も多くいます。
ストレスホルモンを抑える働きがあるので、耳鳴り・難聴にも効果があると言われています。
珍しい食べ物としてではなく、古くから生活の中に溶け込んだ高栄養価の食材なのです。
簡単な調理をして食すだけではなく、漢方薬の原料としても利用されています。
現代では環境が変わり蜂の子を取ることが昔より難しくなってしまったため、栄養源としてよりは高価な珍味として珍重されています。